熊本銭湯の日記『2016.4.15 AM 』
- 2016.08.23|よかよかブログ
2016.4.15(金) 強い余震が続いていました。
さっそく朝から、各浴場組合員へ電話で状況確認をしました。
今回の熊本地震では偶然の重なりが、奇跡のような着地につながりました。
・電気が供給され続けていた事。
(電話・パソコン・TV・冷蔵庫が使える有難さ。)
・熊本銭湯HP・MAP作成のために事務局が直接各銭湯を取材し、震災までに完成していた事。
(お互いわかりあえる安心感。各銭湯の燃料・水・施設・構成人数等、現状把握は重要。)
・被災地以外の場所に、冷静にアドバイス・支援してくださる存在があること。
(銭湯奥の細道の管理人Hさん、乙女湯のたしなみ主宰のUさん。一番大変な時から現在も寄り添っていただいています。)
・熊本県と国の担当者に恵まれていたこと。
(行政の勇気ある判断・決断・助言に力をいただきました。絶大な信頼をよせています。)
・大規模な火災・津波・原発がなかったこと。
(2度の激震で大ダメージをうけても、熊本県民が耐え忍んでいる要因でもあります。100歳近い方も「文句言ったら関西や東北の人に申し訳なか。ばちかぶる。(罰が当たる)」と。今もつらい生活を続けていらっしゃる方でさえ、同じことをおっしゃいます。)
・地震発生時期。
(お客様に影響のない時間帯。暑くも寒くもない過ごしやすい時期。)
・熊本銭湯の全組合員の気持ちがひとつであったこと。
★各銭湯、前夜から浴場施設の点検・復旧・清掃に全力であたっていました。
「みなさんに銭湯に入ってもらいたか」
無料入浴支援の意思確認の必要はないほど。おっしゃることは同じでした。
自分たちも被災者なのに、自宅より銭湯第一。
銭湯DNAってすごいと思いました。
14日夜には都市ガスはストップ。(復旧は水道より日数を要しました。)
熊本銭湯の燃料は廃油・重油・木材であったため影響なし。
電気でくみ上げる地下水・温泉水、水道も大丈夫。これならできる!