熊本銭湯のひとりごと『父の言葉・棟梁の言葉』
- 2017.08.3|よかよかブログ
「いくら良い設計図を描いても、職人さんがいなくちゃ形にならないんだよ。」
「現場の職人さんは素晴らしいんだよ。」
今日は、実父の命日です。父は建築士でした。
学校や駅舎、病院に公民館。図面が形になる圧倒的な迫力。
大阪の通天閣再建が入社初仕事だったそうです。古い青焼き図面から当時がしのばれます。
父の影響もあり熊本銭湯は、職人さんを尊敬しています。
今、世安湯に来てくださっている棟梁も素晴らしい方です。
初対面の時「この建物、よく耐えましたね。」と静かにおっしゃいました。
何よりのお言葉でした。(そっと涙。)
素人の熊本銭湯の想いをじっと聴き、形にして下さいます。
「お父さん、現場の職人さんは素晴らしいね。」空に向かって語りかける熊本銭湯です。